早期に液状化対策ができる|建物を建てる前に地質調査を必ず行おう|人類の義務
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建物を建てる前に地質調査を必ず行おう|人類の義務

早期に液状化対策ができる

工事現場

土質と地下水の関係

最近都市部では、慢性的な土地不足で急傾斜地や高台など以前は開発がほとんど進まないところまで、盛り土や整地などをして造成し分譲していることが多くなっています。しかし住宅を建てたのは、良いが数年で傾いてしまい莫大な修理費を必要としたと言う話も時折り耳にします。住宅トラブルの約7割が「地盤」が原因ではないかと言われています。また「地盤」と「基礎」と「躯体」は、非常に密接な関係にあるのです。つまりどんな頑固な基礎を作っても、軟弱地盤では意味がないのです。そのためには地盤調査を行い、地盤の強度や土質と地下水の高さを知る必要があります。地下水に浸った砂質の地盤は強い地震などにより流れ出してしまう特性があり、液状化現象を起すと言われています。地盤調査を行いその特性を知る事で、住宅を建てる前に地盤対策を施すことができるのです。一般住宅の場合、地盤調査の費用は10万円前後で行うことができます。ただし敷地の条件により地盤調査の費用は異なりますので注意が必要です。

住宅の過剰設計を防ごう

地盤調査を行い、地盤の強度が分かったところで、初めて住宅の基礎設計が行われます。軟弱地盤であればもちろん地盤改良や杭打ち工事が必要となりますが、逆に頑固な地盤であれば、住宅の基礎部分の強度に注意した設計となり、不要な杭打ち工事などをしなくて済むのです。その分躯体(住宅)にかける費用が多くなります。地盤調査の方法は、住宅の大きさにもよるのですが一般的にはSWS(スウェーデン式サウンディング)が用いられますし、調査費用も安いのです。最近では振動波を利用して地盤の強度を調べる「表面波探査法」などもあります。これは硬い地盤ほど振動波が早く帰ってくる特性を利用したものです。地盤の強度と土質や地下水の関係を意識して、調査報告書を見ることにより住宅の設計が過剰になっていないか、おおむね判断をつけやすくなります。